細かい箇所も合わせると約100カ所のロー付け!(Longines)

英国のオークションで落札した”ロンジン”のアンティークもの。

時計内部のメンテナンスとともに、外枠、ケース、ベルトの修理、修正のご依頼案件です。

●かなり年代が古いのかベルトも経年劣化で ”ダレ”ています。

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●実際、コマとコマを繋いでいるピンも  糸より細く

ほんの少しの力でベルトが壊れるほどでした。↓

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一つや、二つならまだしも

全体がそのような状態。

ルーペで細かく観察し 現状をお客様にお見せし伝えたところで

ベルト全て 修正することとなりました。

大手術ですっ。

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一コマづつ取り除き、新たな18金の芯棒を入れ込み ロー付けしていきます。

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芯棒をかまし、ベルトの滑らかさも チェック。

細かい箇所も合わせると約100カ所のロー付け!

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磨きの行程ののち、

元のとおり、メンテナンスしたムーブメントを

ケースに戻し 完成です。

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このようなアンティークものは

費用は掛かってしまいますが

現代にはない”味”があります。

 

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今回、手をかけたのでしばらくは使えますね。

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