接着固定とはいえ 付け過ぎず、はみ出さず…顕微鏡を用いての作業です。”agnes b.”

落としてしまった衝撃でガラスが…”agnes b.”

その衝撃で運針も止まっています。

取り急ぎ裏蓋からムーブメントを取りだし修正に入ります。

ここでの注意点は、「そろりと…」

ガラスの破片、特に微細なものがムーブメントの内部に入り込み歯車に噛みこんでしまうと、分解掃除(オーバーホール)を視野に入れなくてはなりません。

ムーブメントを取り出すのにはリューズを抜かなくては…

取り出したムーブメントを固定台へ…

①まずはガラス回収。

②ガラスに埋もれている12時位置の「インデックス」を探し出しこれから取付作業です。

よっぽどの衝撃だったのでしょうね。。

(※電池を入れなおすと正常動作を確認できたのでムーブメント自体の損傷がなくほんとよかったです!)

文字盤は時計の見栄えで一番気にするところ。

接着固定とはいえ 付け過ぎず、はみ出さず…顕微鏡を用いての作業です。

これっ☟

ご要望の電池も交換し しばらく、保護。。。

 

約1週間ほど様子を見、と同時にその間、新しいガラスも手に入れはめ込み固定出来たので

再マウント。

問題なさそう!

一連の作業内容をお写真と共にご報告です。

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