見た目にはわかりませんが大手術を終えたばかりです。”躯体の修理修正”

落としてしまい壊れてしまいましたっ。。

なんと、本体枠が割れていますね。”躯体の修理修正”

 

ご来店いただき見せていただいた瞬間…まずは、難しいですねっ…と暗にお断りしてしまいました。

お客様にとっては切実…

学生の時にお父様から贈り物としていただいたもので

とっても思い入れのある腕時計だったのです。

 

もう一度壊れてしまった時計をを睨めっこしながら、修理案を考えてみました。

んんっ~

本音は、なんとかしてあげたいんですっ…

では、まずは時計本体が正常に動作するか調べてみます。

問題なく稼働してくれています。ね…

では、修理手順、方法、リクス…等をご説明差し上げ

了解をいただいたので早速手を付けていきます。

 

このままの接着ではいずれはがれてしまうのと、さらに破壊が進んでしまうので

ドリルで2か所穴をあけ杭を打ち込み固定していきます。

まずは本体プラスチックにドリルで穴あけ。

次に、その合わさって先の金属部分に貫通。

手で持っての塩梅が重要です。

まずは一か所。

 

次に別サイドを貫通。

こちら側はプラスチック同士なので勘合が重要となりっます。

固定面をアルコール消毒で細部まで油分、汚れをきれいに拭き取り。

杭を入れ込み

2本の杭で「ガチっ」と固定。

念のため、固定剤も使用し固めておきます。

ピタッと!☟

外側からもパテで穴ふさぎ☟

ガラス内側もアルコール消毒。クリアにしておきましょう。

ちゃんと固まりケースとして使用できることが確認できたのでムーブメントを組み入れです。

裏蓋を閉じれば…

修理完了!

見た目にはわかりませんが大手術を終えたばかりです。

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