ロータを回し外れた場所を特定。 ねじロックを掛けながら締め付け修理☟”swatch”

まずは不可能かと…”swatch”

スウォッチの時計は本来修理が出来るような構造ではないかと…

なので、いじることのリスクは現状よりも悪くなる…ダメもとでも破壊行為となるのでやめた方がいいかと思います。。。

 

そうお伝えしましたが、現状では使うことが出来ないし、このままでは…。

 

そのダメもとでも見てくださいとのことで送られてこられました。

(ベルトは新しいものへ交換したばかり…)

 

私どもの、一縷の望みをかけて送られてこられたので、なんとかして差し上げたいのはやまやまなんですっ。

ここですね☟

黒いネジが外れてロータに引っ掛かりカチャカチャと。

これでは完全にロータが機能せずゼンマイが巻けない。

 

一度確認したのち、お客様へ次の段階…

ケースの破壊行為の了解をいただき、ムーブメントへのアプローチを試みます。

 

裏蓋と本体の隙間をヘラで叩きながら…

実は本体の素材はプラスチック。ここで割れてしまう可能性が非常に高い。

全周回しながら少しずつ力を入れ込みながら少しの隙間を頼りに…

開いたっ!叩き痕はついてしまいましたが、蓋としての再利用は出来そうです。

 

このネジですね☟

ロータを回し外れた場所を特定。

ねじロックを掛けながら締め付け修理☟

なんとかかんとか…!

お直しできましたっ ふうっ~。

ほんとよかったですっ!

 

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