沖縄県にお住いのお客様からのご相談…”Charles Vogele”
公式LINEアカウントを登録していただいたのですが、文面からはとても大切にされている腕時計ということが感じられました。
地元の時計店では匙を投げられ、このままどうしようもないまま時が過ぎていたそう。。
WEBサイトで当エファーナの時計修理事案をご覧いただいてのことでした。
この↓カレンダーの小針が衝撃で取れ、それがひっかっかり再修理できないという…
ここですね☟
一度裏側からムーブメントを取りだし修理を始めてみましょう。
内側ガラス面のチェック。
一度開いて形跡があり、アルコールにて油分をきれいに拭き取っておきましょう。
そして、問題のこれっ☟
顕微鏡で見てみると、ムーブメントから出ている極細芯にピッタリとハマるはずのパイプがつぶれてスカスカの状態になっていました。
想像するに、ズレたところで押し込みその圧でつぶされた感じ。
こういう繊細な作業は顕微鏡をのぞき込みながら進めて行けば正常にお直しが出来るはずですが…、時計の技術者としてはちとばかし考えられない潰し方です。
パイプの形状を修正し芯にぎゅっとはまり込む様取り付けることが出来ました。☟
竜頭を差し込み動作の確認。
IC回路のチェックも終え、正常に稼働してくれました。
あとは、防水性を高める為、パッキンのシリコン処理。
ピッタリとはめ込み…
裏蓋をしっかりと締め、修理完了です。
Leave a Reply