
もう数十年の相棒…電池を入れ替えても動かず。”Rofty”
やはりいつもの場所にあるものが無いと、寂しいもので…と修理のご依頼でお持ちくださいました。
ズシリと重量感満載。まずは修理可能かの構造チェック。
裏蓋からムーブメントを確認。
ここで分かったことは…
◉プラスチック素材の為、内蔵の歯車損傷の可能性大、しかしムーブメントは構造的に固まっており、分解するには外周ケース破壊行為となる。
そして、文字盤面は、アクリル板にて接着固定。うまく剥がすことが出来ればいいけれど、これも板が割れてしまいう可能性が大きい、
総合的にリスク有りの修理案件。
現状、そして上記のリスクをご説明。
しかし、ダメもとでも使いたいとのことで、
まずは、前面部アクリル板をゆっくりと剥がしていきます。
適度に熱と圧をかけ割れないよう、時間をかけて剥がすことが出来ました。
びっしりと張り付いた固定剤☟
あとは、旧ムーブメントを外し、新たしくこのスペースに組み込めるムーブメントを交換、固定。
動作確認も問題なく完了です!
破壊行為は極力したくはないですが、お客様の要望にお応えでき、ほっと、安心しました。
Leave a Reply