溶接で肉付け(地金盛り) そのまま加工に取り掛かると…”ROLEX”

もう何十年も使ってきて…”ROLEX”

ベルトが外れてしまうそう。

バックルとベルトを繋ぐ引っ掛けプレートが開いている状態。長年の使用で引っ張られていますね。

引っ掛け直しては 外れを繰り返し、

このままでは地面に”ボトッ”と落としてしまいかねません。



~修理案~

バックルつなぎパーツ(1箇所)修理修正。

溶接で肉付け(地金盛り) そのまま加工に取り掛かると こびりついている汗汚れが焦げ付き茶色のシミとなったり変色します。

なので、

その前段階としてベルトを取り外し超音波洗浄,

腐食バネ棒のオイル処理(必要であれば交換) 他の箇所もチェックしますが、

今回は破損1箇所の修理/修正。

全体に劣化が見られますが修理後は気をつけてお使いいただく必要有りです。



まずは取り外しての洗浄から。

ここの箇所は通常隠れているので今回しっかりとお掃除しておきます。

細かい個所は爪楊枝を使って…

バックル内も…

ほ~バネ棒が削れて破損状態。今回お取替えしておきます。

ある程度ブラシでお掃除したのちは、お湯にて汚れを浮き出し、超音波洗浄3回!

かなりしつこかっ汚れもこれでピッカピカです。

さて、ここからがスタートライン。

まずこの引っ掛けも薄くなっているので、ロウ材にて肉盛り。

地金部分を増やしていきます。

そして、引っ掛け先端を繋ぐよう低温溶接

シリコンポイント、バフ磨き☟

さらに磨きを入れなお

固定完了!

大丈夫そうですね!

ベルトも組み込んで修理修正完了です!

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