Apple Watch HERMÈSのベルト穴あけ加工をご依頼いただきました。お手元のApple Watchに取り付けるとかなりブカブカで、腕の上でベルトがグルグル…落ち着かない状態。購入店へ穴あけの相談をされたところ「対応していない」とのことで、Web検索から当店の事例をご覧になり、公式LINEでお問い合わせのうえ郵送でお送りくださいました。
布系(織り)のベルトは、穴あけができても“素材の性質上のリスク”がゼロにはなりません。開けた穴の周囲は、ほんの少し溶かして固めて強度を持たせますが、それでも使用状況によっては、ほつれやササクレが出てくる可能性があります。ここは不安をあおるためではなく、長く安心してお使いいただけるよう加工後のトラブルを事前にご説明、ご理解いただいた上で加工を進めていきます。

到着時の状態確認。純正ベルトの保管状態や付属品も確認します。

まずは現状の穴位置と、どれくらい余ってしまうかを把握。追加穴の方向性を決めます。

既存穴の間隔を基準に、同じピッチで追加できる位置を計測。

穴あけ位置がズレると見た目と使い心地に直結するため、目盛りで再確認しながら微調整します。

位置が決まったら、下準備(軽い印・ガイド)をして加工点を確定。

専用工具で穴あけ。繊維を無理に引っ張らないよう、刃の入り方に注意して進めます。

穴の形を整え、周囲の繊維が立ち上がらないよう仕上げ前の確認。

2穴とも、形・位置・間隔を再チェック。ここまでを工程ごとに写真で共有し、進捗が見えるようにします。

先端工具を加熱し、穴周囲を“ほんの少し”溶かして固める準備(やり過ぎは質感を損ねるため、最小限に)。

仕上げ後、穴の状態と見た目を確認。

追加した2穴の位置関係(①②)を分かりやすく共有。

①の穴で留めた場合のフィット感を確認。

②の穴でも同様に確認し、細い腕でも「ちゃんと巻ける」選択肢ができた状態でお返しします。
郵送の加工は「届いた後が見えない」ことがいちばん不安になりやすいところ。だからこそ当店では、工程ごとに写真を送り、今どこまで進んでいるかが分かる形で進めています。手間は増やさず、でも大事なところは省かずに。サイズで困ったApple Watch HERMÈSのベルトも、まずは気軽にご相談ください。