LUMINOX/ルミノックス|電池交換の裏側を公開!1940シリーズを長く愛用するためのメンテナンス工程

電池交換が完了し動作している時計
電池交換が完了したLUMINOX

根強い人気を誇るタクティカルウォッチブランド、**LUMINOX(ルミノックス)**の電池交換。今回のお客様は、当店のWebサイトに掲載している「ルミノックスの電池交換事例」を検索で見つけ、わざわざ足をお運びくださったとのこと。こうしたご縁は本当に嬉しい限りです!

お預かりしたのは、精悍なカーボン文字盤が特徴的な**「1940シリーズ」**。 お客様にとって、愛用の時計の「内部」を見る機会は滅多にないはず。そこで今回は、私たちがどのような手順で、どのようなこだわりを持って作業を進めているのか、写真とともにじっくりとご説明差し上げます!


1. 作業開始:まずは外観と仕様のチェック

ルミノックス1940シリーズの正面写真
作業前のLUMINOX 1940シリーズ

まずは時計の顔、フロントビューから。ルミノックスらしい視認性の高いインデックスと、高級感のあるケースが目を引きますね。作業前にクロノグラフの針の位置や、リューズの操作感などを入念にチェックし、現状を把握することから始まります。

ルミノックスの裏蓋のクローズアップ
防水性能や型番が刻印された裏蓋

次に裏蓋を確認します。ここには「100 METERS WATER RESISTANT(10気圧防水)」や「SAPPHIRE CRYSTAL(サファイアガラス)」といったスペックが刻まれています。ルミノックスのようなタフな時計は、裏蓋を閉める際も正確なトルク管理とパッキンの状態が命。いよいよ慎重に開封していきます。


2. 内部公開:クォーツムーブメントとの対面

時計内部のムーブメントと電池
裏蓋を開けた内部の様子

裏蓋を開けると、ついに時計の心臓部であるムーブメントが姿を現します。白いプラスチック製のスペーサーに守られた金色の回路板。これが正確な時を刻む「クォーツ」の正体です。 「意外とシンプル?」と思われるかもしれませんが、この小さなスペースに何百もの電子部品が詰まっています。電池の液漏れがないか、湿気の侵入跡がないかをプロの目で厳しくチェックします。


3. 防水性能を左右する「パッキン」のメンテナンス

電池を新しいものに入れ替えるだけで終わり……ではありません。ここからが当店のこだわりです。

ピンセットでパッキンを外す様子
防水パッキンの取り外し作業

古い電池を抜き取った後、ケースの縁についている黒い輪っか――**「裏蓋パッキン(Oリング)」**を取り出します。ゴム製品であるパッキンは、時間の経過とともに硬化し、防水性能が低下してしまいます。

シリコングリス塗布用の黄色いスポンジとパッキン
パッキンのグリスアップ(防水処理)

取り出したパッキンは、シリコン入りのスポンジで丁寧にグリスアップします。こうすることでゴムの弾力性が復活し、裏蓋との密着度が高まって防水性能をしっかり維持できるのです。「ただの電池交換」で終わらせないのが、時計修理専門店の誇りです。


4. 細部までの徹底クリーニング

綿棒でケースの縁を掃除する様子
ケース溝の徹底クリーニング

裏蓋を閉める前に、ケース側の溝に溜まった微細な汚れやホコリを綿棒で丁寧に拭き取ります。 ここには長年の汗や皮脂が蓄積しやすく、放置すると金属の腐食や、パッキンを痛める原因になります。お客様が一生見ることがないかもしれない場所だからこそ、私たちは精一杯の手を尽くします。


5. 作業完了:再び時を刻み始める1940シリーズ

電池交換が完了し動作している時計
電池交換が完了したLUMINOX

電池を交換し、各部を清掃して裏蓋をしっかり閉じたら、時刻とカレンダーを合わせて作業完了です! 再び力強く秒針が動き出したルミノックス。カーボン文字盤の輝きもどこか誇らしげに見えます。

「ネットで見た通りの丁寧な作業で安心したよ」

お客様からそんな言葉をいただけるよう、私たちはどんな時計でも、ひとつひとつの工程を疎かにせず向き合っています。 LUMINOXはもちろん、他店で断られてしまった時計や、大切な思い出の詰まった時計の電池交換・修理は、ぜひ当店にご相談ください!