時代を超えて愛される名品、**Cartier(カルティエ)「タンクフランセーズ」**の電池交換とメンテナンスの様子をご紹介いたします。
お客様の大切なパートナーである腕時計。止まってしまったまま放置すると、電池の液漏れによる故障の原因にもなりかねません。当店では、単に電池を交換するだけでなく、これからも長く安心してお使いいただけるよう、要所要所に細心の注意を施しながらメンテナンスを進めてまいります。
1. 受付時・外観の状態確認

まずは時計の外観チェックから始まります。タンクフランセーズ特有の美しいブレスレットとケースの輝きを損なわないよう、慎重に取り扱い、動作が止まっていることを確認します。

カルティエの裏蓋は非常に精密なネジで留められているため、専用の工具を使用し、ネジ山を傷つけないよう慎重に緩めていきます。
2. ケースの開封と内部チェック

裏蓋を開けると、カルティエ純正のクォーツムーブメント(Cal.057)が現れます。非常に薄型で繊細な構造。内部に湿気の混入や、以前の電池による液漏れがないか、ルーペを使用して細かくチェックします。
3. 清掃と汚れの除去(重要なポイント)

腕時計の裏蓋周りやパッキンとの隙間には、汗や皮脂による汚れが蓄積しやすいもの。。。これらが残ったままだと、サビの原因になったり、防水性能が低下したりします。

綿棒や専用のクロスを使い、ケース縁や裏蓋の内側を1点1点丁寧に清掃します。この「ひと手間」が、時計の寿命を大きく左右します。
4. 回路チェックと動作確認

新しい電池を組み込む前に、電子回路が正常に動作しているかを「パルステスター」で確認。写真の緑色のランプが点灯しているのは、回路から規則正しく信号が出ている証拠です。これで、時計本体の故障ではなく「電池切れ」であることが確定し、安心してお使いいただけます。
5. 防水性を維持するパッキンメンテナンス

裏蓋の防水性を守る重要なパーツが「ゴムパッキン」です。劣化して硬くなっていないかを確認します。

パッキンの弾力性を保ち、気密性を高めるために、専用のスポンジを使用してシリコングリスを塗布します。この処理を施すことで、日常の汗や湿気から時計内部をしっかりとガードします。
6. 作業完了・時刻合わせ

すべての工程を終え、裏蓋を元の通りに閉めて完了です。時刻を正確に合わせ、最終的な拭き上げを行い、本来の美しさを取り戻しました。
当店では、お客様に安心してお預けいただけるよう、一つひとつの作業に心を込めて対応させていただいております。カルティエをはじめとするブランドウォッチの電池交換は、ぜひ実績豊富な当店へお任せください。
ご相談、ご来店を心よりお待ちしております!