上面のケースを開くとばらばらに…”アンティークジュエリーウォッチ”
アンティークの腕時計といえどもこれは何ともお粗末ですね。
この状態でお持ちいただきました。↓
いろんなパーツが…
ご説明を聞いてると、どうやらベルト根本の芯が折れています。
上の蓋と、ベルト部分がこれに引っかかっている構造。
詰まっています。↓
そしてふたの部分は閉じちゃっていますね。↓
構造がわかりましたっ根本のお直しをご説明し早速進めていきます。
まずは、折れて、詰まっているパーツをごく細ドリルで慎重に取り除いていきます。
指の感覚でゆっくりとかみ切って…
そして、上蓋の部分…
これを同じ太さのドリルで芯が通るよう穴をあけていきます。
折れたり曲がったりしないよう手の感覚でドリルを回していきます。
この状態で、ひとまず勘合を合わせて、稼働領域を確認。
平衡にまっすぐ、開いたときにも負担が無いよう重要部分です。
そして、閉じたときには6時側のロックが聞くことも確認。
芯入れカシメ完了。
ここまでできればあとは、シルクの紐交換。
やはり自分仕様の新しいものがいいですよね。
用意しておいたこちらを使います。
長さは全体で1センチ短く加工。
時間はかかってしまいましたが完璧にお直しできました。
蓋を閉じると、こんなにもゴージャスっ!
これならお直ししてでも使いたかったですよね!!
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