この、時計修理専門サイトの事例をご覧いただきまして…”D&G”
掲載事例の様にお直し出来ればと、お送りいただいたこちらの腕時計。☟
コマ外しが出来ない箇所のは破損。繋いでいる芯棒が折れてしまっています。
サイズの違う極細ドリルを使用しコマ同士を繋いである穴をクリアししていきます。
グリグリとサビと鉄粉が…
そして本体側コマサイドの穴あけ、開ける位置にマジックで印付け☟
まずは、ダイヤモンドバーにて☟
ある程度穴が開けば次は、鋭敏に尖らせた0.8㎜φの鋼鉄ドリルにて穴あけ。
1.0㎜φのドリルにてさらに大きく…☟
綺麗に直線に繋がってところで、コマ同士をつなぐ芯入れ。
パズルの様にはめ込み…
芯を叩き入れ、固定。
そして そして…、ベルトが繋がつたところで止まりの悪かった”D-バックル”
曲がっているし、引っ掛ける爪も経年劣化でちびている状態。
なのでこちらの「D-バックル」も新しモノへと交換です。
これで、ベルト関係が問題なく修理完了です。
最後に…時計本体のメンテナンス…。
入水なのか文字盤面に曇りも出ておりました。
一度、ムーブメントを取りだして乾燥作業。
アルコールを用いての油汚れ取りから…
裏蓋との接点も綺麗に汚れを取り除きます。
角度を変え 反射を見ながら…とってもクリアになりました。
さて、裏蓋☟
張り付いていたパッキンはきれいに剥がしシリコングリース処理。
ここの隙間も汚れ取り☟
シリコングリース処理したパッキンをきれいにセット。
あとは裏蓋をきっちりと閉め、時刻を合わせ完了です!
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