「地元の時計店で電池交換をしたばかりなのに、時計の内部が曇って水滴がついてしまった……」
今回ご紹介するのは、神奈川県にお住まいのお客様からお送りいただいた、お気に入りの「ポールスミス(Paul Smith)」クロノグラフ腕時計のメンテナンス事例。
腕時計のガラス内側に水滴がつく現象は、単なる「湿気」ではなく、内部に水が侵入している(入水している)緊急サインです。放っておくと繊細なムーブメント(機械部)や文字盤が錆びたり腐食したりして、修理費用が高額になってしまうケースもあります。
香川県高松市の「エファーナ」では、店頭での直接のお持ち込みはもちろん、全国どこからでも郵送での点検・修理のご相談を承っております。遠方のお客様にも作業工程をしっかりとお見せし、安心してお任せいただけるよう、今回のメンテナンスの裏側を詳しくご紹介いたします。
1. お品物の到着と外装チェック


届いた直後、一見すると水滴が引いているように見えますが、これは外気温の変化などで一次的に見えなくなっているだけのことが多く、内部には水気が残留しています。まずは外装の状態を慎重に確認していきます。
2. 原因の発覚:パッキンの噛み込み

裏蓋を開けて原因を探ると、すぐに「曇り」の理由が判明しました。 前回他店様で電池交換をした際、本来裏蓋の溝に沿ってピッタリ配置されるべきゴムパッキンが、内側へ折れ曲がってめくれたまま裏蓋が閉じられてしまっていたのです。 隙間ができたことで防水性能が完全に失われ、わずかな日常の湿気や水気が内部に侵入してしまっていました。
3. 細部にわたる徹底的な清掃と乾燥



原因が特定できたら、入水防止とリカバリーのためのメンテナンスを進めます。 まずはケースフチの汚れを取り除き、ムーブメントを取り外した上でガラス内側の水滴痕を綺麗にクリーニング。さらに、水気が溜まりやすいリューズ(竜頭)パイプの内側も丹念にお掃除し、オイル処理を施します。その後、十分に乾燥作業を行います。
4. 防水処理と正確な組み上げ



乾燥が終わったらムーブメントをケースへ復元します。 変形してしまった古いパッキンは新品へと交換し、防水性をしっかりと発揮させるためにシリコングリース処理を施します。裏蓋の溝へ取り付ける際は、二度と同じトラブルが起きないよう、ズレや浮きがないかを何度も確認いたします。
5. 最終チェックと時刻合わせ

しっかりと裏蓋を閉じ、最終的な動作チェックと時間の確認を行います。曇りのないクリアな文字盤に戻り、本来の美しい姿を取り戻しました。現時刻に合わせ、お客様のもとへご返送する準備が整いました。
全国対応・お困りの腕時計は「ジュエルエファーナ」へ
「大切な時計なのに、近くの店で断られてしまった」 「電池交換のあとに調子が悪くなってしまった」
ジュエルエファーナでは、ただ電池を入れ替えるだけでなく、時計全体のコンディションやパッキンの状態、内部の汚れまでプロの目でしっかり見極めて作業を行います。
遠方のお客様でも、今回のように郵送での点検・修理のご相談を受け付けております。ご不安な点がございましたら、どうぞお気軽に高松市の「ジュエルエファーナ」までご相談くださいませ。大切な思い出の時計を、長く安心してお使いいただけるよう真心込めてメンテナンスいたします。