切り込んだ端の薄皮を巻き込んで接着 ”D&G”

愛知県のお客様からのご相談…。

まずは、手元の受けとりましたっ!のご連絡から始めます。

こちらの腕時計…新品なのには驚きました。

私どもへご依頼いただけばお金がかかってくるので

どうしてっ??とお話をお聞きしたくご連絡差し上げると…

いいんですっ…⤵。ベルト交換できるならと進めることになりました。

本来なら購入して間もないものだと「保証…」というものがあるのもですから。

ベルトの剥がれ… グラグラ。

接着剤ではいずれ同じ運命になるので私どもでもご提案は、代用品の白ベルトを本体に合うように加工し取付です。

その時のリスクとしては、本体とベルトのすき間がどうしても出てしまう事。。。

ベルトに内蔵されている黒色の湾曲になったパーツです。

 

それらをご説明差し上げ進めて行きます。

まずは今のベルトを取り外し–

このパーツですね…⤵

そして、用意していたこちらの白いベルトを加工です。(今回D-バックルも取付です。)

本体幅と入れ込む幅を切り込み。両サイド3ミリづつ。

ノギスでしっかりと痕をつけ。

反対側も。

そして、一旦両サイドのステッチをもどいておきます。

二度きりが出来ないので新品の刃に取り換えたカッターで慎重に切り込み。

厚み、強度を持たせるためにプラスチックパイプを隠し入れ。

これっ、とても重要なんです!

切り込んだ端の薄皮を巻き込んで接着、

そして型を付けます。

次は縫い合わせ。

この工程をするかしないかで長持ちに影響します。

余分な糸をベルト内部へ隠し入れ。

加工完了。

このご説明ではすぐにできたように感じますが、実はじっくりと時間をかけてここまで来ています。

本体をバルトの隙間がどうしても出てきますがいい感じに仕上がりました。

そして、ご要望の「D-バックル」取付です。

腕のサイズをお聞きし、目安検討でサイズを合わせておきましょう。

 

サイズ変更の仕方も写真でご説明。

新品のベルトは、最初の内は「ピィーンっ」と張って 着け心地悪く感じますが

いずれは、腕に沿うように湾曲になりばっちり良くなりますよ!

これらの加工工程もお客様へ共有し、仕上がりのご連絡を致します。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA