【修理実績】セイコー Diashock 21石の精度不良を解決|純正パーツ「テンプ」交換で蘇る鼓動

修理が完了し、美しい輝きを取り戻したセイコー「Diashock 21 jewels」のヴィンテージ腕時計。背景に修理工具が見える。
部品交換を経て、再び正確な時を刻み始めたセイコー・ダイアショック。

「Diashock 21 jewels」の心臓部を交換し、再び日常の相棒へ【

機械式時計の醍醐味は、適切な手入れと修理を施すことで、何十年という時を超えて使い続けられる点にあります。本日ご紹介するのは、長年愛用されてきたセイコーのヴィンテージモデル「Diashock 21 jewels」の修理記録です。

今回お預かりした個体は、経年劣化により精度が著しく不安定になっていました。診断の結果、時計の「心臓」とも言えるテンプ(天真付テンワ)に不具合を確認。この部品は、わずかな歪みや天真の摩耗が時計の歩みに直結する、非常にデリケートな箇所です。

幸いなことに、今回はセイコーの純正デッドストックパーツ(部品番号 0310034)を確保することができました。古いモデルの場合、パーツの入手自体が困難なケースも増えていますが、純正部品を使用することで、当時の設計思想を損なうことなく本来の性能を引き出すことができます。

慎重に新しいテンプを組み込み、注油、そして細かな歩度調整を重ねました。文字盤に刻まれた「Diashock(耐震構造)」の名の通り、かつて多くの人々の生活を支えた堅牢な機構が、新しい鼓動とともに力強く蘇りました。

お手元に、止まったまま、あるいは時間が大きくズレてしまう古い時計は眠っていませんか?「もう直らないかもしれない」と諦める前に、ぜひ一度当店の修理専門サービスへご相談ください。熟練の技術と、可能な限りのパーツ捜索で、あなたの大切な思い出の時間を再び動かすお手伝いをさせていただきます。