
長年しまっておいた金時計…”BAUME&MERCIER”
動くならと電池の交換、そして、ベルト調整のご依頼。
さてさて、まずは裏蓋を開き…
汚れが中に入らないようお掃除から始めていきます。
微細なゴミが中の歯車と噛んでしまうと故障の原因となるので
外向きに掃き出し…
んんんっ、正常動作は問題なしっ。
これが確認できると次はベルトのコマ調整。
ムーブメントを取りはずし加工できる準備に取り掛かります。
んんんっ、ここも汚れがある…
ベルトだけを、一晩お湯に浸けきれいにし とりかかりましょう。
切断するのはここの部分。3コマ取り除きます。☟
顕微鏡をのぞき込みながら、綺麗に切断。
そしてコマをつなげて…
ここからが腕の見せどころ!
裏からピンポイントのロウ付け、3か所☟
スムーズに可動するかの確認。
そして、シリコンポイント、バフ磨き…
ベルト裏、本体サイド…
磨き終えれば、超音波洗浄にて汚れを取り正常動作のムーブメントを組み入れ。
そしてパッキンのシリコングリース処理☟
最後の裏蓋も綺麗に。
組み入れ完了!
順調ですっ!
これで気持ちよくお使いいただけますね!
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