お気に入りの腕時計が止まってしまったとき、誰もが「すぐに直してまた使いたい」と思うものです。特に日常使いからアクティビティまでタフに活躍してくれる防水性能の高い腕時計は、止まっている期間をできるだけ短くしたいですね…。
一般的に、高い防水性能(高圧防水など)を持つ腕時計の電池交換では、新しい電池を入れた後に「防水試験(気密テスト)」をセットで行うことが推奨されます。しかし、防水試験を行うにはどうしてもテスト時間がかかるため、数日〜数週間のお預かりとなってしまうケースが少なくありません。
「近々使う予定があるから、防水試験は省いてもいいから今日中に仕上げてほしい!」 そんなお急ぎのシチュエーションにも、私たちは確実な作業を持って、柔軟にお応えいたします。今回は、スピード対応でありながらも、内部の清掃やパッキン処理など基本のメンテナンスに一切妥協しない、高圧防水時計の電池交換プロセスを写真とともにご紹介します。
1. お預かりとご要望のヒアリング
まずは時計の状態を確認し、お客様のライフスタイルやご希望に合わせた最適なプランをご提案します。

今回のお客様は「直近で使用する予定があるため、とにかく急ぎで動くようにしてほしい」とのことでした。本来であれば防水試験をご案内するモデルですが、今回はお客様のご要望に合わせ、「防水試験なし・お急ぎ案件」として、その場で迅速に作業を進めていくことになりました。
2. 時計の構造確認と精密な分解作業
防水性能が高い時計は、裏蓋の噛み合わせや固定方法も頑丈に作られています。

構造を正しく把握したところで、実際に裏蓋を開けていきます。

3. 古い電池の取り外しとパッキンの状態チェック
慎重に裏蓋を取り外すと、時計の心臓部であるムーブメントと、防水の要である大きなパッキンが姿を現します。

今回は防水試験をスキップするため、今入っているパッキンがいかに良い状態を維持できるかが、今後の日常防水性を保つ鍵になります。取り外したパッキンは個別にメンテナンスを行います。

4. 開放時にしかできない徹底的な「汚れ落とし」
裏蓋を開けたこの瞬間こそ、普段は絶対に手が届かない隙間の汚れを一掃する最大のチャンスです。
同様に、取り外した裏蓋の裏側やエッジ部分もしっかりと美しく整えます。


5. 組み立てとパルス計による最終動作確認
ケース側も裏蓋側もチリ一つない状態に仕上がったら、グリース処理を終えたパッキンを正確な位置に戻し、均等にネジを締め込んで裏蓋をしっかりと閉じます。

お急ぎのメンテナンスも、エファーナへお気軽にご相談ください
他店では「高圧防水だから数日預かりになる」と言われてしまうような時計でも、お客様のご事情や「防水試験は無しでいいから早く動かしたい」といったご要望に合わせて、私たちはその場でできる最善のスピードメンテナンスをご提案いたします。
もちろん、防水試験を省くからといって、作業を雑にすることは一切ありません。今回ご紹介したように、パッキンのグリース処理や、蓋を開けたときにしかできない綿棒での徹底的な隙間掃除など、時計の寿命を延ばすために必要な工程は実施いたします。
「明日使いたい時計が止まっている」「他店で預かりになると言われたけれど、なんとか早く直したい」といったお悩みがございましたら、ぜひ一度高松市のエファーナへお気軽にご相談ください。お客様のご希望に寄り添い大切な時計を迅速に蘇らせます。