「自分で電池交換したら動かなくなった…」その時計、諦めないで!G-SHOCKの接触端子修正と徹底クリーニング

液晶がくっきりと表示され、時刻が正しく設定されたG-SHOCK
息を吹き返したG-SHOCK。正確な時を刻み始めました。

「お気に入りの時計だし、電池交換くらいなら自分でできるかも」 そう思って裏蓋を開けてみたものの、いざ電池を入れ替え……動かない……。

そんな経験はありませんか?今回エファーナにご相談いただいたのは、まさにそんなトラブルに見舞われたG-SHOCK。

お客様がお持ちくださった腕時計
既に止まっています。

1. 「動かない」原因を探る

お預かりした時計は、電池を新しくしたはずなのに何も表示されない状態でした。

液晶表示が消えたままのG-SHOCKの表面
電池交換をしても画面は真っ黒。沈黙してしまった腕時計。

詳しくお話を伺い、内部に何らかのトラブルが起きていると判断しました。

さっそく裏蓋を開けて、内部の状態を詳しく診察していきます。

よく観察すると、電力を供給したり信号を伝えたりする「接触端子」が3か所ほど潰れている形跡を発見しました。

2. ダメージの深さと徹底清掃

さらに詳しく見ていくと、電子部品だけでなくケースそのものにも傷や汚れが蓄積していました。

裏蓋を開け、内部のムーブメントが露出したG-SHOCKの裏側
「なんかおかしい」違和感の正体を突き止める
ケース内部の金属部分についた傷や汚れのアップ
見えない場所に刻まれたダメージと蓄積した汚れ。

3. 顕微鏡を使った精密な「端子修正」

今回の故障の直接的な原因は、電池交換の際にムーブメントが少しズレた状態で無理に蓋を閉めようとした際、ケース内部の接触端子を押し潰してしまったことにあるようでした。

この微細な端子の歪みは、肉眼では完璧な修正が困難です。エファーナでは顕微鏡を使い、ミクロン単位の作業を行います。これにより通電が回復し、動かなくなっていたボタン操作も無事にお直しできました。

ケースから完全に取り外されたムーブメント(機械部分)
全てのパーツを分解し、ゼロから見直します。
掃除道具を使い、ケースの内側やガラス面を清掃している様子
修理の基本は「お掃除」から。ガラス内部の曇りも除去。
潰れてしまった細かな端子部分の拡大
位置ズレによって押し潰された、繊細な端子たち。

4. 仕上げと防水メンテナンス

中身が直ったら、次は外側のメンテナンスです。時計の寿命を左右するのは、実は「防水性」の維持にあります。

ゴムパッキンにシリコングリースを塗布している様子
防水の要、パッキンのグリースアップ。
裏蓋の裏側を丁寧に清掃している様子
見落としがちな裏蓋の裏まで、徹底的に美しく。

5. 復活の瞬間

すべての修正とお掃除を終え、いよいよ組み上げです。

顕微鏡を覗きながら、ピンセットで端子を修正する作業風景
顕微鏡下での精密手術。通電を確かなものへ。
液晶がくっきりと表示され、時刻が正しく設定されたG-SHOCK
息を吹き返したG-SHOCK。正確な時を刻み始めました。

お客様へ修理完了のご報告をする、一番嬉しい瞬間です。

もし「自分で壊してしまったかも」と思ったら…

腕時計は非常にデリケートな精密機械です。 「自分でやってみたけれど、変な音がした」「画面が消えてしまった」 そんな時、どうか自分を責めたり、諦めたりしないでください。

無理に動かそうとせず、そのままの状態でエファーナへご相談ください。 顕微鏡を使った精密な修正と、プロのクリーニングで、あなたの思い出の時計を再び動かすお手伝いをさせていただきます。

まずは一度、気軽にお声がけくださいね!