お部屋を優しく彩り、日々の時間を静かに知らせてくれる置き時計。特に「記念品」として贈られたお時計や、長年ご家庭で大切にされてきたお時計には、たくさんの想い出が詰まっています。
今回ご相談いただいたのは、エレガントなデザインがとても魅力的なセイコー(SEIKO)の置き時計です。
01. 丁寧な梱包でお持ち込みいただいた置き時計

お客様は「大切な記念の時計なので、直るものならぜひお願いしたい」と、衝撃吸収材(プチプチ)でしっかりと包んでお店にお持ちくださいました。
02. 新しい電池でも動かない…雰囲気あふれる記念時計

詳しくお話しをお伺いすると、「新しい電池に入れ替えてみたけれど、うんともすんとも動かない」とのこと。 実物を拝見すると、やわらかな花柄があしらわれたとても上品で雰囲気のある置き時計です。何とか再び動き出すよう、さっそく状態の確認に入ります。
03. 裏面の型番・仕様チェック

まずは底面の型番シールを確認します。そこには「品番 QK736P」の表記がありました。これにより、メーカーから適合する純正モジュール(駆動ユニット)を特定・調達するための情報が得られます。
04. 一体型モジュール構造の確認

掛け時計や置き時計の多くは、歯車などの駆動部分と電池ボックス、調整ダイヤルがひとつのケースに収まった「モジュール構造」を採用しています。 電子回路や歯車の寿命による不具合の場合、パーツ単位の修理ではなく「モジュール一式(駆動ユニット)の新品交換」で対応することになります。
05. メーカー純正・新品モジュールへの交換

メーカーより適合する新品モジュールを取り寄せ、不具合を起こしていた古いユニットを取り外して丁寧に組み替えます。内部の心臓部が丸ごと新しくなるため、今後も長く安心してお使いいただける非常に確実な修理方法です。
06. 組み立て後の動作確認・お渡しへ

新しいモジュールをケーシングにぴったりと組み込み、針の運針や時間合わせの動作確認を行います。 しっかり時を刻み始めたことを確認し、お渡し準備を整えてお客様へ嬉しい完了のご連絡をいたしました。
おわりに
「思い出の詰まった時計だから、どうしても直したい」 そんな想いに寄り添い、再び時を刻むお手伝いができた瞬間は、私たちにとっても何よりの喜びです。
置時計や掛け時計が動かなくなってしまった際も、モジュール交換やオーバーホールなど、お直しの方法は様々ございます。諦めてしまう前に、ぜひ一度エファーナまでお気軽にご相談ください!