SKAGEN / スカーゲン|動かなくなった愛用時計を即日メンテナンス!パッキン清掃とグリス処理で安心復活

時刻合わせが完了し動き出したスカーゲンの腕時計
現在時刻を合わせて作業完了!安心してご使用いただけます

「昨日までちゃんと動いていたのに、急に止まってしまって…」と、電池交換のご依頼でお持ち込みいただいたのは、北欧のミニマルデザインで人気の高い「スカーゲン(SKAGEN)」の腕時計です。

エメラルドグリーンの文字盤が美しいスカーゲンのメッシュベルト腕時計
昨日まで動いていたが止まってしまったスカーゲンの腕時計

サンレイ仕上げが施された鮮やかなエメラルドグリーンの文字盤と、スマートな金属メッシュベルトが魅力的な一本。お客様にとっても日常で頻繁に活躍している大切な時計とのことでした。

止まったまま放置しておくと電池漏液のリスクもあるため、お預かりして早速「お急ぎ案件」として作業を進めてまいります。

1. 裏蓋の開放と内部の丁寧な清掃

まずは専用工具を使って慎重に裏蓋を取り外します。役目を終えた古い電池を取り出し、内部の状態を確認します。

裏蓋を開け、綿棒でケース縁の汚れを拭き取っている手元
お預かり後すぐ作業へ。役目を終えた電池を外し、裏蓋周辺を綿棒で清掃

普段ご使用の間に、裏蓋のフチやケースの隙間には目に見えない皮脂や微細な埃が溜まっていきます。裏蓋を開けたこのタイミングで、綿棒を使って溝に溜まった汚れを取り除いておきます。

このちょっとした清掃を怠ると、裏蓋を閉めた際に内部へゴミが侵入したり、防水性が低下する原因になります。

2. 新電池の投入とパルスチェッカーによる動作テスト

新しい電池をセットしたら、針の動きを目視するだけでなく、専用の試験機器「パルスチェッカー」を使用して電気信号の測定を行います。

パルスチェッカーの上に置かれた時計本体と点灯するシグナルランプ
新しい電池を入れた後、パルスチェッカーで正常動作を確認

回路から正確なリズムで信号が出ているかをチェック。測定ランプがしっかり点灯し、ムーブメントが正常に作動していることが確認できました。これで内部の動作チェックはバッチリです。

3. 防水の要!パッキンチェックとクリーニング

続いて、腕時計の防水性・防塵性を維持するための重要パーツ「シリコンパッキン」のメンテナンスに入ります。

ピンセットで裏蓋から外そうとしている丸い防水シリコンパッキン
裏蓋に張り付いているシリコンパッキンの硬化や痛みをチェック

裏蓋にピッタリと張り付いているパッキンを慎重に外して状態を確認します。亀裂や変形がないか、弾力性が残っているかを細かく見極めます。

綿棒を使って裏蓋のねじ穴周辺や溝の汚れを掃除している様子
パッキンを取り除いた裏蓋の溝や縁も綿棒でしっかり掃除

パッキンを取り外した後の裏蓋側にも、古い油分や固着した汚れが残っているため、ここでも綿棒が大活躍します。密着面を完全になめらかな状態にリセットしていきます。

4. シリコングリース塗布と確実な組付け

綺麗に整えたパッキンには、専用の防水シリコングリース処理を施します。

スポンジ状の塗布器に置かれたシリコンパッキン
パッキンの密閉性と柔軟性を保つためシリコングリース処理を塗布

グリースを含ませたスポンジでパッキンを挟み込み、表面全体へ均一にグリースを行き渡らせます。これによりパッキンの柔軟性が維持され、裏蓋を閉めた際の密閉性が格段に高まります。

グリース処理を終えたパッキンを元の位置へ正しく配置し、裏蓋を閉じます。

ドライバーを使って裏蓋の4点ねじを均等に締め直している手元
裏蓋の4点ねじを対角線上に均等な力で締め付け

スカーゲンのこちらのモデルは「4点ねじ留めタイプ」となっています。ねじを固定する際は、1箇所ずつ一気に締めるのではなく、対角線上に少しずつバランス良く力をかけながら締め付けます。これによりパッキンへの圧力が均等にかかり、防水性能を最大限に発揮させることができます。

5. 時刻合わせと完了

裏蓋をしっかり固定したら、最後にリューズを操作して現在の正確な時刻へ合わせます。

時刻合わせが完了し動き出したスカーゲンの腕時計
現在時刻を合わせて作業完了!安心してご使用いただけます

再び刻み始め、メンテナンスはすべて完了です!

ただ電池を交換するだけでなく、汚れの拭き取りやパッキンのメンテナンスを同時に施すことで、汗や湿気の侵入を防ぎ、時計そのものの寿命を大きく延ばすことができます。

お気に入りのスカーゲンの腕時計、これでこれからも安心してお手元で長くご愛用いただけます。

当店では、各種ブランド腕時計の電池交換や定期メンテナンスを承っております。「最近時計が止まってしまった」「電池交換と一緒に状態を見てほしい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。