止まってしまった腕時計をリフレッシュ!パッキン防水処理とパルスチェッカー点検|GUESS / ゲス

電池交換と仕上げ清掃が完了し、正しく時間を刻み始めたGUESSの腕時計
目視に加え、パルスチェッカーでも正常動作を確認。時刻を合わせお渡しの準備を整えます

はじめに:「止まってしまって…」とお持ち込みいただいたGUESSの腕時計

「気に入って使っていた腕時計が止まってしまって…電池を交換すればまた動きますか?」

そんなご相談とともに、お客様がお持ちくださったのは、重厚感のあるメタルケースと洗練されたマルチファンクション(多機能)文字盤が格好良い「GUESS(ゲス)」のクォーツ腕時計です。

手の上にのせられた、止まってしまっているGUESSのメンズ腕時計
「止まってしまい…」と電池交換でお持ちくださったGUESSの腕時計

普段から愛用されているファッションウォッチが突然止まると、寂しい気持ちになりますよね。クォーツ(電池式)腕時計の多くは、電池の寿命を迎えると突然動きを止めます。

まずは時計本体の構造をしっかり確認し、裏蓋を開けて内部のコンディションを確かめていきましょう!

構造の確認と丁寧な裏蓋の開封

時計のケース形状や裏蓋の構造を見極め、適切な工具を用いて傷をつけないよう慎重に裏蓋を開けていきます。

裏蓋が外され、内部のムーブメントと白いスペーサーが見えているGUESSの時計裏面
早速お預かりし、構造を確認後に裏蓋を開いていきます

裏蓋を開けると、ムーブメントを保護する白いスペーサーと、繊細な電子回路が顔を出します。

古い電池の取り外しとパッキンの状態チェック

役目を終えた古い電池を取り外し、電池ボックス内に液漏れや錆びなどの異常がないかを観察します。

古い電池が取り除かれ、ケース溝に張り付いたゴムパッキンが確認できる様子
役目を終えた電池を取り除き、裏蓋に押しつぶされ張り付いていたパッキンの状態を確認していきます

裏蓋に押しつぶされるようにして固着していたゴムパッキンは、防水性や防塵性を保つための要となるパーツです。硬化や切れがないかを丁寧に確認していきます。

微細なゴミを防ぐ、ケースフチの丁寧なお掃除

時計は日常的に肌へ密着しているため、裏蓋の隙間や溝には長年の汗・皮脂・微細なホコリが溜まりやすい環境にあります。

裏蓋を開けたこのタイミングで清掃を行わないと、新しい電池を入れる際や蓋を閉める際に微細な汚れがムーブメント内部へ侵入し、歯車の噛み合わせを邪魔して故障の原因になってしまいます。

綿棒を用いてケース内側の溝やフチに溜まった汚れを拭き取っている作業風景
作業時に微細な汚れ等が入らないよう、綿棒を使いお掃除しておきましょう

細かい溝まで綿棒を入れてしっかりとお掃除し、内部を清潔な状態に整えます。

パッキンのシリコングリース処理で防水性を保護

ケースの掃除が完了したら、取り外したパッキンのメンテナンスを行います。

黄色いスポンジ状の塗布器の上に置かれた円状のゴムパッキン
パッキンの状態確認後、シリコングリース処理を施しておきます

パッキンにシリコングリースをなじませることで、ゴムの弾力が蘇り、裏蓋を閉めた際の密着性が格段に高まります。

これで日常生活防水の性能もしっかりと維持することができます。

動作確認・最終チェックとお渡し準備

新しい電池をセットし、グリース処理を施したパッキンを正しく装着して裏蓋をしっかり閉じます。

針が動き出したことを目視で確認するだけでなく、当店では専用の測定器「パルスチェッカー」を用いて回路の電気信号(パルス)が正常に出ているかを数値で検証します。

電池交換と仕上げ清掃が完了し、正しく時間を刻み始めたGUESSの腕時計
目視に加え、パルスチェッカーでも正常動作を確認。時刻を合わせお渡しの準備を整えます

目視での運針チェックとパルスチェッカーによる電子回路の点検をクリアし、内部のコンディションが非常に良好であることが確認できました!

最後にリューズを操作して現在の正確な時刻とカレンダーを合わせ、ケース全体を美しく拭き上げたらすべての工程が完了です。

おわりに:お気に入りの腕時計を長く楽しむために

腕時計の電池交換は、単に「電池を入れるだけ」の作業ではありません。

ジュエルエファーナでは、内部の清掃やパッキンのグリース処理、測定器による動作確認まで、「これからも安心して長持ちさせて使える丁寧なお手入れ」をセットでお届けしております。

「時計が止まってしまった」「前回の電池交換から時間が経っている」「大切な時計をしっかり点検してほしい」というお悩みがございましたら、ぜひお気軽にジュエルエファーナへご相談くださいね!