はじめに:電池交換でお持ちいただいたGucciのダイバーズウォッチ
今回お持ちくださったのは、漆黒の文字盤と重厚感のあるメタルケースが非常に格好良い「Gucci(グッチ)DIVE 200m」です。

日常的に身に着けるブランドウォッチは、止まったタイミングでしっかりとお手入れしてあげることで、内部のコンディションを良好に保ち続けることができます。
まずは時計の構造を確認し、内部のメンテナンス作業を開始していきましょう!
丁寧な構造確認と対角線でのネジ緩め
このモデルの裏蓋は、重厚な4点ネジ留め構造になっています。

裏蓋を固定する4本のネジ穴周辺をよく見てみると、長年のご使用による微細な皮脂やホコリが詰まっているのが分かります。

古い電池の取り外しとパッキン状態の確認
慎重に裏蓋を取り外したら、役目を終えた古い電池を取り除きます。

裏蓋に張り付いていたゴムパッキンは、時計内部への汗や水分、ホコリの侵入を防ぐ大切な役割を果たしています。劣化や変形がないかを細かく点検していきます。
内部を守る綿棒でのお掃除とパッキンのメンテナンス
裏蓋を開けたこのタイミングでケースの縁やネジ穴周辺を掃除しておくことが、将来の故障を防ぐ大きなポイントになります。


さらに、取り外した裏蓋の内側や縁にこびりついた汚れも、綿棒を使って綺麗に拭き上げていきます。


シリコングリースをしっかり馴染ませることで、裏蓋を閉めた際の気密性が上がり、防水性能を回復させることができます。
パルスチェッカーでの動作確認とお渡し準備
新しい電池をセットし、グリース処理を行ったパッキンを正しく装着して、4本のネジを対角線上に均等に締め直します。
最後に、目視による運針確認だけでなく、専用の測定器「パルスチェッカー」を用いて電子回路が正常に機能しているかを点検します。

パルスチェッカーでの電子回路テストも無事にクリアし、内部コンディションが非常に良好であることが確認できました!
リューズを操作して現在の正確な時刻とカレンダーを合わせ、ケース全体を美しく拭き上げたらお客様へのお渡し準備が整いました。
おわりに:これからも安心してお使いいただくために
腕時計の電池交換は、単に「電池を入れ替える」だけの作業ではありません。
ジュエルエファーナでは、ネジ穴周りの清掃やパッキンの防水グリース処理、専用機器での回路点検まで、「これからも安心してお使いいただける丁寧なメンテナンス」を常に心がけております。
「時計が止まってしまった」「大切なブランド時計を丁寧に点検してほしい」というお悩みがございましたら、ぜひお気軽にジュエルエファーナへご相談くださいね!