歯車が折れていたり、腐食が酷かったりと交換パーツも含めてなんとかかんとか集まり。”RADO”

こちらの腕時計、故お父様が大切に使われていたものとの事。

そういう意味からもこの腕時計だけは動かせて使ってあげたいんです。…　娘様からのご依頼です。”RADO”

手に取ると、汚れもひどく、竜頭も巻き上げることができない状態。

なので、全く動く気配はありません。

あまりに古いとパーツが腐食していたり、手に入んなかったりと断念の可能性もお伝えします。

それでもいいとの事で　とりあえずムーブメントを開き　どんな状態なのかを調べて

報告後　進めることに…

ローターがギシギシ。。。

曇りもあり、内部の錆も出ています。

ギヤ―部分は、サビの為か固まって…

サビ取り後　使えるかどうか。

内部がどうなってるか　分解して進めていきます。

約一月ほど　いただいていました。

つかえないものは、歯車が折れていたり、腐食が酷かったりと

精度も調整しながら

お渡しできるまでになりました。

（自動巻きの精度は̟±５秒/日。月にして２分半ほど）

ケース磨き、風防交換、ベゼル修正、裏蓋パッキンなどもすべて取り換え

ようやく完了です。